Dream Theater Live Report!
1998/01/09 中野サンプラザ

 やっと全部聞き返すことができました。前半70分をKENWOODのMD、後半をSONYのMDで録音してきました。SONYのMDは録音レベルの自動調整がついているので、ライブでとってきたとは思えないほどいい音がします。ただ、録音中はなるべく自分は声を出さない方がいいですね。奇声や、はずれて歌った自分の声がそのまま録音されますから。
 では、1月9日に行われたライブの模様を、独断と偏見と曖昧な知識でレポートします。

 今回はラブリエさんの声にのびがあって、とてもすばらしいライブでした。AwakeツアーのWOWWOWで放送されたときはのどの調子が悪かったらしく、高音域でつぶれたりしてましたが、今回は最初から最後まで声を保ち続けていました。
 ペトルーシさんは、やっぱりテクニカルな演奏を苦もなくこなし、結構ステージ上を左右に行ったりきたりしてました。セッティングはフェイザー、フランジャー系がちょっと強すぎたような気もしました。
 今回のセットリストは以下の通りです。

☆・Lines In The Sand
☆・Burning My Soul
☆・Voices
☆・Hollow Years
☆・Derek's Solo〜Mirror〜Just Let Me Breathe
☆・Lie
☆・Petrucci's Solo〜Peruvian Skies
☆・Pull Me Under
☆・Take Away My Pain
☆・A Change Of Seasons
  V.Carpe Diem
  W.The Darkest Winters

☆・YSTE JAM〜Mike's Solo
☆・New Millenium
☆・Metropolis Part.T


Lines In The Sand
 一曲目Lines In The Sand、デレクさんが1人でステージに登場し、イントロを弾き始め、そこから会場はもう総立ちで、最後までずっとたちっぱなし。これが当たり前か。会場の音圧に押されて、こんなにかっこいい曲だったっけ?と思うほどでした。


Burning My Soul
 曲中、、ソロの部分でテンポダウンして、ちょっと曲に変化を付けていました。譜面自体は全然変わってないようでしたが。今回のアルバムの中でもサビの部分を覚えやすいというか、なかなかキャッチーな曲ですね。


Voices
 この曲では、コーラス部分にペトルーシさんやマイクさんが加わって、ゴージャスな感じを出していました。この曲はヴォーカリストにとってはやっぱりきつい歌ですね。ラブリエさんもつらそうでした。
 このあとにピエゾピックアップ搭載のギターを持ってきたので、"The Silent Man"が入ることを期待していたんですが・・・。


Hollow Years
 Hollow Yearsは"何で今回のアルバムに入ってるの?"が俺の感想で、この曲だけアルバムの中でもライブの中でも浮いているような気がするんですが・・・。ほかのメンバーのコーラスもなんだかはずれまくってて。
 後半部、ギターがオーバードライブをかけて、パワーコード弾きになるところはかっこよかったです。・・・でもこの曲はどうでもいいや。


Derek's Solo〜Mirror〜Just Let Me Breathe
 この曲から次の曲まではメドレー形式でした。最初に短いデレクさんのソロっぽいフレーズが流れ、Mirrorのエンディング部分につながり、そこからMirror本編が始まるという、変則的な流れで始まります。しかも、歌が始まる直前にJust Let Me Breatheにチェンジ。やられたって感じですか。Just Let Me Breatheのギターソロは明らかにギターフレーズではなく、デレクさんが作ったものだと思いますが、むちゃくちゃ変則的なポジショニング&ストレッチフレーズにも関わらず、ペトルーシさんは見事に弾きこなしてました。曲中のラップっぽい単調にしゃべっていく部分ではジェームスさんが小型の拡声器を持って、変則的なファズ効果(単にLo-Fi効果?)を出していました。この曲はラブリエさんのボーカルが光ってましたね。


Lie
 おなじみのLieです。みんな2ndとか3rdの古い曲はノリがいいんですよね。この曲は結構リズムとりやすいし。アルバムどおりの演奏でした。


.Petrucci's Solo〜Peruvian Skies
 Peruvian Skiesはイントロがなんだか気持ち悪い曲。なんかふらふらした感じになりません?中間部とラストのキーボード&ギターのワウフレーズがおもしろい曲です。


Pull Me Under
 やっぱりこれがなきゃ始まらないでしょうの、Pull Me Under。特に変わったことをしてるわけでもなく、コピーもしやすい曲ですが、展開が多くてノリやすいので人気があるんでしょうか。当然ですがキーボードはデレクさんなので、デレクさん色の音でプレイしていました。


Take Away My Pain
 Take Away My Painはイントロがアレンジされていて、ペトルーシさんのクリーントーンによる短いアルペジオフレーズから始まりました。この曲はメンバーには思い入れのある曲らしいですが、DreamTheaterらしくないキャッチーな曲ですね。やってることは難しいんですが。きれいなギターソロが印象的な曲です。


A Change Of Seasons
 ACOSからはCarpe DiemとThe Darkest Wintersが演奏されました。ここからはNew Milleniumまで、ずっとインスト形式で演奏されて、しばらくの間ラブリエさんはお休みです。


YSTE JAM
 で、早弾きフレーズが終わったところでYSTE JAMへ。この曲ですごいのは、オリジナルでも速かったキーボードソロ&ギターソロ&ベースソロが、さらに速くアレンジされていたこと。もう、むっちゃくちゃな速さでした。デレクさんがやろうって言ったのかな?
 Key、G、Bのソロが終わるとドラムソロになって、YSTE JAMのエンディングへと続きます。


New Millenium
 これやってくれるまで、ミュンさんがどこでスティック弾いてるのかわかりませんでした。なんかフツーのベースでも彼なら弾けそうなフレーズだし、そんなに音色も・・・全然違うか。勉強不足でした。でも首を曲げて弾くのはちょっと貧相な感じがするのでやめた方がいいと思うんですけど。


Metropolis Part.T
 最後はMetropolisで締めてくれました。間奏部分がちょっと変化していて、キーボードとギターのソロフレーズが追加されていました。やっぱりミュンさんのタッピングソロフレーズがかっこよかったです。


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